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2006年06月21日

独自店にするか楽天市場などのモールに出店するか?

ネットショップを開店するにあたってまず決めなければならない一つに、どこへ出店するのか?ということがあります。

独自店(スタンドアローン)として出店するのか?
楽天市場やヤフーショッピング、ビッダーズ等のショッピングモールへ出店するのか?

独自店、モール出店、各々メリット・デメリットがあります。
モール出店にしろ、楽天市場、ヤフーショッピング、ビッダース、各々メリット・デメリットがあります。

1)イニシャルコストとランニングコストという側面、
2)集客という側面、
3)HP作成の自由度という側面、
4)運営システムという側面、
5)注文受付から発送までの事務処理(バッヤードシステム)という側面、
等々各々メリット・デメリットがあります。

以下でこれらについて私なりにご説明していきたいと思います。

1) イニシャルコストとランニングコスト

独自店:
サーバー、ドメイン、メルマガ配信、買い物カゴ(無料も有)を揃えても最安値で出店可能です。
ソフトやガイドブック等の購入費も含めてイニシャルコスト10万円くらいで出店できます。
ランニングコストも無料サービスのものを使用すると月額1万円以内ですませることも可能です。
ランニングコストが月額数万円以上かかるようでしたら、モール出店を考えた方が良いかもしれません。

楽天市場:
スタンダードプランの場合月額5万円で最低1年契約となっています。また6ヶ月分を前払いとなっています。
ライトプランは月額39,800円で、最低契約期間3ヶ月、3ヶ月分を前払いとなっています。
また期間限定ですが「楽天10周年記念がんばれプラン」もあり、月額19,500円、最低契約期間1年で6ヶ月分前払いとなっています。
その他販売額100万円超に対して数パーセントの超過料、共同購入、オークション等に対して細々とした追加料金が発生します。
楽天市場の出店資料は無料で請求ができます(個人でもOKです)。

ヤフーショッピング:
スタンダードプランで月額39,800円で最低契約期間は6ヶ月。
お試しプランは月額19,800円で最低契約期間3ヶ月。
その他ロイヤリティ料金等がかかります。
ヤフーショッピングの出店資料は無料で請求ができます(法人、個人事業主の方限定です)。

ビッダーズ:
オークション兼用で月額35,000円となっているようです。
サイト上で公表されておらず、資料請求をした方へ出店料金について等お知らせするようです。
ビッダーズの出店資料は無料で請求ができます(法人、個人事業主の方限定です)。

独自店でお考えの方も各モールの資料請求をしてみると良いです。
資料の中に開店・運営に関するヒント的なものもありますので請求価値が有ります。


2) 集客は?

独自店での集客は開店当初は苦労するでしょう。
ショップリンク集サイトへの登録や相互リンク、プレゼント企画、アドワーズ広告等PPC広告での集客が主な手段となります。
それらを継続的・効果的に展開し、またメルマガ配信をこまめに続けたとしても集客力がつくまではある程度の時間を必要とします。
その点、モールですとモール自体に集客力がありますので、(出店者の運営の仕方にもよりますが)売上という具体的な結果を早く得られるでしょう。
ちなみに私の経験として、楽天市場出店のとある農産物取扱店様を出店3ヶ月目で月商150万円まで持っていったことがありますが、独自店で出店した場合、1.5~2倍の時間を要したと推測しています。

※しかしながら、PPC広告を的確に効果的に出稿することで開店後短期間で売り上げを上げていくことも可能ではあります。

私の独断と偏見ではありますが集客力については以下の順となると思います。
楽天市場 > ヤフーストア > ビッダーズ > 独自店

3) ホームページ作成の自由度

この点に関しては圧倒的に独自店の自由度が高いです。自分で好きなように作成できます。
自分のPCで作成して、それをそのままFTPでサーバーへアップすればOKです。

モールの場合は、基本的にウェブ上でモールの「ページ編集」ページにアクセスして、ページを作っていくことになります。
そしてある程度限定された範囲内でページ作成していくことになります。限定された範囲内でオリジナリティのあるページ作成するとこになります。

ここで注意して頂きたい点は、モール側の説明で「ページ編集」機能がありますので、ホームページ作成に関する知識もHTMLについての知識がなくても、つまり初心者でも出店できます、と説明されていますが、私の経験上モール出店をしてもホームページ作成・HTML共に基本的な知識がないと非常に苦労されると思います。
したがって、モールに出店する場合でも、ホームページ作成力やHTMLの基本的な知識は必要となります。

4) 運営システムについては?

ここで言う運営システムとは、買い物カゴシステムや買い物決済システム、メルマガ配信システムなどのこととなります。

独自店で出店される場合、ご予算とご自身の知識に合わせて、各々のシステムを提供している会社と契約しての使用となります。
おそらく初心者の方はいろいろと分からないことや戸惑うことが多いかも知れません。
ですから時間と労力をある程度犠牲にして、勉強しながらご自分に合ったものを導入していくことになります。
しかしながら今では低価格・高機能でしかも操作しやすいシステムが提供されていますので、ウェブ上で容易に探すことができます。
雑誌や書籍で紹介されているシステムを比較して決定しても良いと思います。

モールの場合は、運営システムは全て用意されています。
その点は非常に楽です。
システム間の連動性もあります。

5) バックヤードシステムについてはどうか?

ここで言うバックヤードシステムとは、受注、受注確認、入金確認、発送業務等の、注文受付から商品発送までの一連の作業の部分のこととなります。

すみませんが、私は、ショップ構築と運営支援(お客様を誘導し買い物をして頂くまで)は実際に作業をして経験をしていますが、事務処理や発送業務に関しては経験がありません。
したがいまして、運営支援をしながらはたから見ていてということになりますが、楽天市場に関してはある程度楽に作業ができるシステムになっているようです。

ヤフーストアとビッダーズに関しては分かりません。
HPを見る限りでは楽天市場と同等のシステムが用意されているようです。

独自店の場合は、「お手軽通販」というソフトが良い、という情報は耳にしています。

ネットショップが軌道に乗って注文数が増えてきたとき、このバックヤードシステムが整っているかいないかで、作業効率が格段に違ってきます。
ネットショップ開店前の段階では、それほど売れるのかな?などと思ってバックヤードについて考えない方が多いのですが、売れたときのことを考えてある程度の下調べくらいはしておいた方が良いです。

以上の他に判断材料としてこのようなことも

・大手のモール出店の場合、出店に際しての審査を通過して出店されている、ということでお客様は買い物をする際に安心感があります。ですが独自店出店の場合も、誠実な運営を続けていくことで安心感・信頼感は獲得できます。

・買い物は「楽天市場」で、という楽天ファンともいえる客層が存在します。「楽天市場」で買い物をするとポイントが与えられ、それを次回以降の買い物時に使用してポイント分安く買い物ができるというサービスでしっかり囲い込みがされています。ヤフーショッピング、ビッダーズもポイントを付与してリピート効果を上げようとしています。独自店でもボイント付与できる買い物カゴシステムを導入してリピート効果を上げると良いでしょう。

・「楽天市場」と同じように、「ヤフー」ファン、「ビッダーズ」ファンが存在し、買い物をする時はこのモールでという客層が存在します。

・ですが、ファンが存在するということは、アンチ・ファンも存在するということです。モール内ショップは嫌い、独自出店で頑張っているショップから買い物をする、という客層も存在します。

・そのように分散して存在する客層をなるべく多く囲い込もうと、独自店とモール出店の両方をしている、複数のモールに出店している、というショップも存在します。また独自店とモール店、複数のモール店出店には、将来的に何かが起こったときのためのリスク回避的理由もあります。

それで、独自出店にするか?モール出店にするか?

予算に余裕があり、売上という結果が早く欲しい、という方はモール出店が良いでしょう。

なるべくお金をかけたくない、一匹狼的志向が強い、すべてを自分でコントロールしたい、という方は独自店が良いでしょう。

または、まずはどちらかで初めて、そのショップが軌道に乗った、ある程度利益も得て運営の手法も慣れて資金的・物理的・精神的に余裕が出来たのでさらなる展開として、モール進出する、独自店の立ち上げをする、という考え方をしても良いでしょう。

いずれにしましても、魅力のあるショップにするために、HP作成と運営の努力が必要とされることには変わりありません。
しなければならないことがたくさんあります。
でも、臆することなく果敢にチャレンジすること、まずは第一歩を踏み出すこと、そして常に学ぼうという姿勢があれば、「売上」という果実を手に入れられます。